導入事例 - 企業研修 -

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ダイバーシティにおける管理職のマネジメント力向上が外国人メンバーのコミュニケーション意欲を増進!

株式会社アイ・エム・ジェイ 執行役員 西村 義浩様
株式会社アイ・エム・ジェイ
執行役員西村 義浩

受講内容

グローバル人材育成におけるマネジメント・コミュニケーション研修

導入の経緯

外国人の社員が年々増えており、現在では、当社システム開発本部の社員のうち10パーセントが外国人で
す。彼らを教育する部長やマネージャーたちはトレーニングを積んでいる精鋭なので、安心してマネジメン
トをまかせられると思っていました。しかし、外国人メンバーに対して上手く対応できていないという意見
があがり、外国人メンバーも、IMJで働くことに対していきいきとしたモチベーションを持ちきれていない
という印象を受けていました。
IMJの目標管理制度では、半年に一回全社員に面接をしますが、フィードバックを聞いていると、お互いに
コミュニケーションが上手くとれていないという実態が浮き彫りになりました。部長やマネージャーたち
は、その原因が、すべて外国人メンバーの日本語能力の低さにある、と結論づけていたことに驚きました。
他にも原因があるのではないかと思い、専門家の方にアドバイスを受けることにしました。

VollMutを選択いただいた理由

中国出身である雲井さん(VollMut代表取締役)が日本企業での管理職経験をお持ちだという点だけでな
く、現在は独立されているという実績が、外国人メンバーのロールモデルとして説得力があると思ったのが
最大の理由です。
雲井さんには、研修の企画の際に部長・マネージャーと外国人メンバーにヒアリングをしていただいたので
すが、「問題が両方にありますね」と言われたときには大変驚きました。私はマネジメント能力には自信が
あったので、当初は外国人メンバー向けの研修のみを考えていましたが、雲井さんからのご提案で、午前の
部は「部長・マネージャー研修」、午後の部は「外国人メンバー研修」とし、双方に対する研修をしていた
だきました。

受講者の反応

部長・マネージャーに対する研修では、指導のあり方について整理できたようです。なぜなら、外国人に対
して合わせなければいけない部分と、独自のマネジメントスタイルを変えてはいけない部分を切り分けるこ
との大切さを認識できたからです。
もちろん言葉の問題もありますが、自信を持って「それは違う」と外国人メンバーたちを指導していかなけ
ればいけないこともある、ということが確認できたようです。この場合、日本人メンバーの場合とは違う伝
え方をする必要があることもわかったので、一歩進んだ指導のヒントが見つかったと思っています。
研修後の外国人メンバーには、意識の変化が感じられます。以前は、仕事とは関係ない雑談をしている時な
ど、声をかけてもらうのを待っていて、話しかけてくることはありませんでしたが、自分から会話に入ろう
という気持ちが出てきたと思います。積極的にコミュニケーションをとるようになってくれたことで、良い
変化が生まれていると感じています。

受講後のグローバル人材育成の進め方や方向性

ダイバーシティの観点で組織力を高めるには、次世代グローバルリーダーの育成が不可欠だと考えていま
す。その為には、言葉の壁だけではなく、異文化の理解とそれに合わせたマネジメントの調整が最も必要だ
と感じています。
私は、外国人メンバーに、日本企業の中でリーダーシップをとれるようになるようなところまで頑張って欲
しいと思っています。というのも、外国人メンバーは幼少の頃から自分をアピールすることに関して訓練さ
れており、考える能力も高いです。彼らは、自分の国と日本を常に比較する視点でモノを見ているので、成
長スピードが速いだけでなく、日本的視点だけで見てしまいがちな我々とは違う、新しい発想を持っていま
す。彼らには、そのポテンシャルを発揮して欲しいと思っています。
やはり、ITエンジニアであるならば、物まねではなくオリジナリティで勝負し、世の中にないものを創ら
ないと面白くないと常々思っています。IMJでは、周りとうまくコミュニケーションをとって連携しなが
ら、イノベーションを起こしていけるような人材の育成を進めていきたいと考えています。

受講風景

  • 受講風景
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受講者のご感想(一部抜粋)

S様 - 部長
雲井先生の実体験をもとにお話していただいたので、シチュエーションもわかりやすく非常に参考になりました。外国籍のメンバーに限らず、世代や環境の違う日本人メンバーの指導にも活かせると思います。
T様 - 部長
ワークが多く体験的に学べたことがとても良かったです。相手に関心を持ち、きちんとした姿勢で話を聞くなど、普段のコミュニケーションで心がけていきたいと思います。
K様 - マネージャー
ワークを通して他部署の人と議論することにより、気付きがありました。また、客観的に自分のマネジメントを見直す機会になりました。
H様 - マネージャー
グローバル人材のマネジメントに関するコツや自分の中でモヤモヤしていたものの解が得られたので、とてもためになりました。今回学んだことは外国人だけでなく日本人メンバーのマネジメントのヒントにもなることが多かったので、役立てていきたいです。
L様 - 外国人メンバー
日本人のコミュニケーションスタイルを学んだことで、より確かなスタンスでコミュニケーションが取れると自信につながりました。
O様 - 外国人メンバー
研修の雰囲気がとても良く、楽しかったです。学んだことを今後の仕事に活用していきたいです。
K様 - 外国人メンバー
日本人のコミュニケーションの仕方を心から理解することができました。過去を振り返って新たな計画を立て、楽しく頑張っていきたいです。